PR

楽天モバイルで「KDDI」と出たら?解約前に機内モード【金沢実測】

9月30日と10月1日、石川県の3か所で2日続けて楽天モバイルがauローミングにつながった実測画面 楽天モバイル

2026年10月1日。楽天モバイルのauローミング、いわゆる「パートナー回線」のエリアが、この日から縮小しはじめました。

「もう切れたんか?」が気になって、石川県の金沢まで行って、9月30日と10月1日の2日続けて、同じ場所で測ってきました。

先に結論(2026年10月1日に測った結果)
  • 10月1日は、まだ切れていませんでした。石川県の3か所(香林坊・金沢駅・国道8号)で、前の日と同じ場所で、同じようにauの電波(KDDI)につながりました
  • KDDIの地図で色が消えた場所や、もともと色がない建物の中でも、つながりました。地図はあくまで目安です
  • そのとき、楽天の自前の電波はとても弱く、香林坊の売り場では圏外でした。借りた電波がなければ、そこでは使えていません
  • アプリで「KDDI」と出ても、すぐ解約は早いです。機内モードを1回オン→オフして、選び直させてから判断してください(やり方はこちら)
  • 自宅と職場で入れ直しても「KDDI」のままの人だけ、予備の回線を1本。「Rakuten」に戻るなら、あわてなくて大丈夫です

どうも、格安SIMを15回線、自腹で契約して使っているカズです。地図を見比べても建物の中のことは分からなかったので、現地で確かめてきました。後半では、自分のスマホがいまどっちの電波につながっているか、10秒で確かめる方法も紹介します。

実際に歩きながら測った様子は、こちらの動画(約12分)で見られます。

楽天モバイルのパートナー回線が10月からどうなるのか、全体の話(決まっていること・まだ決まっていないこと、地図の見方、乗り換え先)は、楽天モバイルは10月からどうなる?au回線は終了でなく縮小|圏外になる人の見分け方にまとめています。この記事は「10月1日に現地でどうだったか」に絞った実測レポートです。

カズさん

・携帯電話ショップ勤務経験あり。
・楽天モバイル、日本通信SIM、ahamo、LINEMO、povo2.0、mineoマイピタ、IIJmio、イオンモバイル、NUROモバイルバリュープラス、ロケットモバイルを含め20回線(15社)を経験済み。現在15回線を契約中。
・以前はリンクスメイト、HISモバイル、BB.excite、au5GFastLane、UQmobileも契約経験あり。
・あちこちでスマホの通信速度を測るのが趣味です。
・常にスマホ5台以上をポケットに入れて持ち歩く怪しい人です。

カズさんをフォローする

まず画面の見かた:「Rakuten」か「KDDI」か

写真の左側の大きな画面が、楽天モバイルです。電波を調べるアプリ(nPerf)の「ネットワーク」の欄に、

  • 「Rakuten」と出ていたら、楽天の自前の電波
  • 「KDDI」と出ていたら、auから借りた電波(ローミング=パートナー回線)

につながっています。

下に並んだ小さい画面の1つは、ロケットモバイル(楽天の電波だけを使う格安SIM)です。この回線はローミングにつながらないので、「借りていないときの、素の楽天の電波」がどれくらいかが分かります。電波の強さは、ロケットモバイル側の電波アプリが出す点数(100点満点)で見ています。0点に近いほど弱く、0点で「未接続」なら圏外です。

画面の見かた。楽天モバイルのネットワーク欄がKDDIならauローミング中、ロケットモバイルは楽天回線だけにつながる

香林坊:地図から色が消えたのに、建物の中でつながった

KDDIが公開しているローミングの地図(オレンジ=auの電波を借りられる場所)では、金沢の香林坊のあたりは、10月以降の地図でオレンジが消えていました。

KDDIのローミング提供エリアマップで金沢の香林坊を確認した画面
KDDIのauローミング提供エリアマップ 金沢市中心の2026年9月末時点と10月以降の比較。町なかのオレンジが減っている

オレンジ=auローミング提供エリア 出典:KDDI公式「楽天モバイル株式会社サービスへのローミング提供について」エリアマップ(2026年9月30日更新)

では実際どうか。10月1日の11時22分、香林坊東急スクエアのハンズに入りました。

  • 入口の外では「Rakuten」(楽天の電波)
  • 建物の中に入ると「KDDI」に切り替わり(9月30日も同じ場所でKDDI)
  • 借りた電波の点数は65点
  • そのとき素の楽天(ロケットモバイル)は、入口35点 → 館内18点 → 売り場で「未接続」(圏外)
2026年10月1日 香林坊東急スクエアのハンズで楽天モバイルがKDDI(auローミング)につながった画面
同じハンズの館内で、ロケットモバイル(楽天回線のみ)の点数は0/100(非常に弱い)

『地図から消えたのに、普通につながるやん』というのが正直な感想です。この売り場は、借りた電波がなかったら楽天は使えていません。

もう1つ大事なことがあります。建物を出て、素の楽天が45点まで戻っても、楽天モバイルの表示は「KDDI」のままでした。これは後半の「解約の前に機内モード」の話につながります。

向かいのアトリオも、2日とも建物の中はKDDIでした。金沢の建物の中で楽天がどこまでつながるかは、楽天モバイルは建物内で繋がらない?金沢駅・香林坊で実測でも詳しく書いています。

金沢駅:もともと地図に色がない建物の中でも「KDDI」

次は、もともと地図に色がない場所です。

時刻(10月1日)場所楽天モバイルの表示メモ
10:25金沢駅の地下広場Rakuten(5G)速度270Mbps。『はっや』と声が出た
10:32お土産売り場「あんと」KDDI素の楽天は17〜31点。弱いが圏外ではない
10:38〜42「Rinto」入口は楽天 → 館内でKDDI9月30日も、あんと・RintoでKDDI
10:46「フォーラス」Rakuten(借りずに楽天のまま)速度はひとケタ台(9.2Mbps)
2026年10月1日10時25分 金沢駅の地下広場では楽天回線(Rakuten)につながり速度270Mbps
10時32分 金沢駅のお土産売り場あんとで楽天モバイルがKDDI(auローミング)に切り替わった瞬間

金沢駅の建物のあたりは、9月末の地図でも色がありません。なのに、建物の中ではauの電波につながりました。

KDDIのauローミング提供エリアマップ 金沢駅周辺の2026年9月末時点と10月以降の比較。駅の建物のあたりはどちらも色がない

オレンジ=auローミング提供エリア 出典:KDDI公式「楽天モバイル株式会社サービスへのローミング提供について」エリアマップ(2026年9月30日更新)

これは9月の東京駅(9月10日)や、福井のエルパ(9月5日)でも同じでした。地図には色がないのに、建物の中に入るとKDDI。地図がウソという話ではなく、地図はあくまで目安で、建物の中は行ってみないと分からない、ということです。

借りている間は「4Gだけ」。速さは自前の電波にかなわない

駅の地下広場では楽天の電波で270Mbps出ていたのに、auの電波を借りている間は、私が測った範囲ではひとケタ〜20Mbpsくらいでした。

理由の1つは、auローミングで使えるのは4Gだけだからです。5Gは楽天の自前の電波でしか使えません。借りた電波は「命綱」ですが、速さまでは貸してくれない、という感じです。なお、借りている間もギガは無制限のままで、追加料金もかかりません。

おまけで、フォーラスでは楽天のまま(借りずに)でしたが、速度はひとケタ台。すぐ上の階で測ったahamoは380Mbpsでした。1回だけの測定ですが、電波が来ていることと、速いことは別です。

金沢駅のフォーラスで測った画面。上の階で測ったahamoは380Mbps(小窓の9.8Mbpsはロケットモバイル)

国道8号:道の上でも、弱い所だけauに助けてもらう

建物の中だけの話かと思って、国道8号(石川県の加賀市から金沢方面)を車で走りながらも見ました。

  • 平らな所は、2日とも「Rakuten」(9月30日は100Mbps出ていた)
  • 林に囲まれた丘に入ると、2日とも同じ場所で「KDDI」(入る場所は1日たっても同じ)
  • そのときの素の楽天は14〜16点。圏外ではないけれど、『ギリギリやん』
2026年10月1日 国道8号の林に囲まれた丘で楽天モバイルがKDDI(auローミング)につながった画面

ここまで弱って、やっとauが助けに来る、という動き方でした。そして丘を抜けて素の楽天が43点まで戻っても、表示は「KDDI」のまま。香林坊と同じです。すぐには返してくれません。このクセを知らないと、損な解約をします。

「KDDI」と出ても、解約の前に機内モード

ここがいちばん伝えたいところです。

アプリで「KDDI」と出た。『うわ、ここローミングか。楽天、解約かな』……ちょっと待ってください。それ、借りた電波を返し忘れているだけかもしれません。自分の車はもう修理から戻ってきているのに、代車に乗ったまま走っているようなものです。

やり方は3ステップです。自宅や職場など、いつもの場所でやってみてください。

  1. Wi-Fiを切る(Wi-Fiにつながっていると、携帯の電波の表示が分かりにくくなります)
  2. 無料アプリ「nPerf(エヌパーフ)」を開いて、「ネットワーク」の欄を見る。「Rakuten」なら楽天の電波、「KDDI」ならauから借りた電波です
  3. 「KDDI」なら、機内モードをオン → 5秒ほど待ってオフ。1分ほど待ってから、もう一度nPerfを見る

機内モードは、iPhoneなら画面の右上から下へなぞって出る「コントロールセンター」の飛行機マーク、Androidなら画面の上から下へなぞって出るメニューの飛行機マークです。

無料アプリnPerfのネットワーク欄で楽天回線(Rakuten)かauローミング(KDDI)かを確かめる
  • 「Rakuten」に変わった → そこは楽天の電波が来ています。あわてて動かなくて大丈夫
  • 「KDDI」のまま → そこは楽天の電波がかなり弱い場所です

※画面はAndroidのnPerfです。機種やアプリのバージョンによって表示が違うことがあります。

合言葉は機内モードオンオフ。KDDIのままのときは機内モードを入れ直して楽天回線に戻るか確かめる
合言葉

解約の前に、機内モード。カズさんとの約束です。

なぜ自分で楽天の電波に戻らないのか

スマホは、借りている電波から自分の会社の電波へ探し直すのを、通信していない待ち受け中に、一定の間隔でたまにだけ行う仕組みが一般的です。なので、測り続けたり使い続けたりしていると、楽天の電波に戻りにくい。私はそう見ています。これはスマホの仕組みの話で、楽天が悪いわけではありません。機内モードを入れ直すと、電波を最初から選び直してくれます。

乗り換えるべき?目安は1つだけ

目安はシンプルです。自宅と職場で、機内モードを入れ直しても「KDDI」のまま。そういう人だけ、楽天とは違う電波の回線を、予備に1本持っておくと安心です。「Rakuten」に戻るなら、いまあわてて動かなくても大丈夫です。

予備回線は、楽天とは別の電波(ドコモ・au・ソフトバンク)を選ぶのが鉄則です。どれにするかは、15回線を自腹で使って分かった本音で比べています。楽天からの乗り換え先(申し込みボタンつき)は、楽天モバイルは10月からどうなる?の乗り換えの章にもまとめています。申し込みの手順はこちら:

まとめ:10月1日は「まだ」。でも順次縮小は進む

まとめ。10月1日の石川県3か所でローミングはつながった。地図でエリア外でもつながることがある。ローミングの場所は楽天回線がとても弱い
  • 10月1日、石川県の3か所(香林坊・金沢駅・国道8号)で、auローミングはまだ切れていませんでした
  • KDDIの地図で色がない建物の中でも、つながりました(地図は目安)
  • そのときの素の楽天は、道で14点、圏外の売り場もありました
  • 「KDDI」と出たら、解約の前に機内モードを1回オン→オフ。それでも自宅・職場でKDDIのままなら、予備回線を1本

ただし、これは「10月1日は、まだ」の話です。KDDIは「順次縮小」としていて、終わる日は発表されていません。「順次」なので、一斉に切れるのではなく、場所ごとに少しずつ、と私は読んでいます。オレンジが消えた香林坊は、このあと切られるかもしれない場所です。同じ場所を、また測りにいきます。ほな、代車、返し忘れんようにな。

楽天モバイルの今後の全体像は、楽天モバイルは10月からどうなる?にまとめています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました