福井の街・山道で実測|2026年10月14日
「田舎で使うなら、結局どの回線がつながるの?」
格安SIMなど13回線を持って、福井の街から山へ電波観察に出かけました。同じ駐車場でも、昼休みにmineoのAプランが410→5.5Mbps。場所と時間で結果が変わります。
先日投稿した動画を、実測写真・比較表とともに振り返ります。
先に、今回わかったこと
昼休みに差が開く
12時04分と12時18分で、一部の格安SIMが大きく低下。
街に当てはめない
ソフトバンク回線がよかった集落も、au回線が速かった駐車場もありました。
別回線も候補に
料金だけで決めず、家・職場・よく行く山で確認するのが近道です。
この記事には広告・アフィリエイトリンクを含みます。数値は当日の測定結果で、各社の通常速度や全国的な優劣を示すものではありません。
今回の13回線と測り方
調査したのは2026年10月14日(水)。朝から午後にかけて移動し、停車地点でFAST.comの速度を比較しました。走行中の映像は、接続先や電波表示の変化を観察したものです。
速度を比較した13回線
- 楽天モバイル・LINEMO・povo2.0・ahamo・日本通信SIM
- mineo マイピタ:D・A・Sの3プラン
- IIJmio:タイプD・タイプA
- NUROモバイル バリュープラス:A・S回線
- U-NEXT MOBILE
D=ドコモ、A=au、S=ソフトバンクの回線。走行中に表示したロケットモバイルは楽天回線の観察用で、この「速度比較13回線」には含めていません。
端末や対応バンドなどの条件は完全にそろっていません。また、1日の限られた地点での測定です。同じキャリアの回線を使っていても、同じ結果になるとは限らない点は押さえて見てください。
アンテナ・電波の点数・通信速度は、それぞれ別
受信状態を考える手がかり。今回のアプリの100点表示は、通信速度の点数ではありません。
測定時にどのくらいの速さでデータを受信できたか。この記事の比較表は下り速度です。
応答までの時間。Mbpsが出ていても、応答に時間がかかる場合があります。
FAST.comの数値の意味はFAST.com公式の説明を参照。測定エラーやページを開けなかった結果を「0Mbps」に置き換えたり、アプリの0点だけで圏外と判断したりはしていません。
朝の2地点だけでも、速い回線が入れ替わる
最初は福井市内の愛菜館駐車場、8時16分の測定。povo2.0が420Mbps、ahamoが93Mbpsでした。一方、日本通信SIMは1.5Mbps、mineoの3プランは2.8〜4.0Mbpsです。
ところが、9時22分のJR美山駅では日本通信SIMが270Mbps、ahamoが250Mbps。povo2.0は6.5Mbpsになりました。
画像を拡大して見る ↗| 回線 | 福井市内 8:16 | 美山駅 9:22 |
|---|---|---|
| povo2.0 | 420 | 6.5 |
| ahamo | 93 | 250 |
| 日本通信SIM | 1.5 | 270 |
| 楽天モバイル | 31 | 110 |
場所も時刻も変わっているため、変化の原因を一つに絞ることはできません。それでも、「朝の1地点で遅かったから、この会社はどこでも遅い」とは言えない結果でした。
8時16分の測定画面も見る
画像を拡大して見る ↗昼休みはどうなる?同じ駐車場で14分後に再測定
今回、特に見てほしいのが大野市の城下町東広場駐車場です。場所を変えず、12時04分と12時18分に測りました。
同じ場所・mineo Aプラン
12:04 410 Mbps
12:18 5.5 Mbps
14分後の測定で大きく低下。ほかの回線も同じように変わったのでしょうか。
画像を拡大して見る ↗| 回線 | 12:04 | 12:18 |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | 46 | 58 |
| LINEMO | 64 | 120 |
| povo2.0 | 740 | 1,000 |
| ahamo | 150 | 110 |
| 日本通信SIM | 35 | 1.9 |
| mineo S | 100 | 3.9 |
| mineo A | 410 | 5.5 |
| mineo D | 20 | 2.5 |
| IIJmio A | 3.4 | 0.99 |
| IIJmio D | 8.8 | 2.1 |
| NUROモバイル A | 17 | 0.68 |
| NUROモバイル S | 35 | 36 |
| U-NEXT MOBILE | 66 | 34 |
povo2.0の12時18分は画面の「1.0Gbps」を1,000Mbpsに換算。IIJmio Aの990kbps、NUROモバイル Aの680kbpsもMbpsに換算しています。数値は測定画面の表示値です。
12時18分でもLINEMOは120Mbps、povo2.0は1.0Gbps、ahamoは110Mbps。一方で、日本通信SIM、mineo、IIJmioなどは、この2回の比較では速度が下がりました。NUROモバイルのS回線は35→36Mbpsで、ほぼ同じです。
昼休みの混雑は考えられる要因の一つですが、この測定だけで設備や制御のどこに原因があるかまでは特定できません。「格安SIMだから全部同じように遅い」ではなく、サービス・回線・時間帯を分けて見るのがよさそうです。
12時04分の測定画面も見る
画像を拡大して見る ↗山では「つながる」と「快適に使える」を分けたい
街で速かった回線も、山に入ると状況が変わります。池ケ原湿原の牛舎横、13時20分の測定では、全体的に速度が低めでした。
| 回線 | 下り速度 |
|---|---|
| NUROモバイル S | 3.7 Mbps |
| LINEMO | 2.9 Mbps |
| povo2.0 | 1.6 Mbps |
| 楽天モバイル | 0.57 Mbps |
| 日本通信SIM | 0.41 Mbps |
| ahamo | 測定開始できず |
LINEMOは2.9Mbpsでしたが、同じ画面のレイテンシはアンロード時268ms、ロード時676ms。速度だけを見て「普通に快適」とは言い切れません。ここで地図や動画の操作感まで確かめた結果ではないので、数値と使い心地は区別しておきます。
画像を拡大して見る ↗「エラー」「ページを開けない」は、その場で測定が成立しなかった記録。0Mbpsや、常に圏外という意味にはしていません。
同じ六呂師でも、ミルク工房では結果が違った
13時30分のミルク工房奥越前では、ahamoが4.5Mbps、ほかの12回線は14〜37Mbpsでした。山の調査とひとくくりにしても、立ち寄る場所ごとに違いがあります。
このahamoの数値だけで「ドコモ回線はこの地域で遅い」とするのも早計。同じ地点の日本通信SIMは24Mbps、IIJmioのタイプDは21Mbpsでした。接続先や端末などの違いもあり得ますが、原因は今回の測定だけではわかりません。
ミルク工房の13回線の画面を見る
画像を拡大して見る ↗集落ではソフトバンク回線の3社が7.5〜10Mbps
13時40分、野菜売り場大岩の測定地点では、LINEMOが7.5Mbps、mineoのSプランが10Mbps、NUROモバイルのS回線が7.8Mbpsでした。
一方、楽天モバイルや一部のドコモ回線は測定エラーなどが出ました。今回のこの地点では、ソフトバンク回線の3社に速度が出ています。
画像を拡大して見る ↗「田舎はドコモなら安心」「ソフトバンクは山に弱い」といったイメージだけで決めると、自分が使う場所とのズレが出るかもしれません。
ソフトバンク回線を候補にするなら
今回の結果をきっかけに比較したい方は、まず生活圏のエリアと端末の対応を確認。LINEMOの申し込み手順や注意点は、別記事にまとめています。
図解でLINEMOの乗り換え手順を見る → LINEMOの公式特典・対象条件を確認 →広告リンク。特典は申し込み区分やプランなどで条件が変わります。最新の対象条件はリンク先で確認してください。
楽天モバイルは山でKDDI接続、最後は110Mbps
楽天モバイルも、今回のルートでは変化がありました。山へ向かう途中の13時12分の映像では、楽天モバイル端末の接続表示がKDDIに切り替わっています。
楽天回線の観察用に並べたロケットモバイルは、この場面でアプリの点数が0。楽天モバイル側はKDDI接続を示しており、パートナー回線を利用している場面として記録しました。ロケットモバイルの点数だけで、サービス全体の圏外を断定するものではありません。
画像を拡大して見る ↗楽天モバイルは、2026年10月以降も一部エリアでローミングを継続し、十分にエリアを構築できた地域では順次縮小すると案内しています。今回つながったことが、今後の同じ場所での接続を保証するわけではありません。楽天モバイルの公式案内・KDDIのローミング提供エリアも確認してください。
最後に立ち寄った平泉寺白山神社近くのそば処まつや、14時17分の測定では楽天モバイルが110Mbps。山の低い数値だけでは、この日の楽天モバイルも語れません。
最後の地点の13回線の画面を見る
画像を拡大して見る ↗この実測から考える、田舎の回線選び
私が今回あらためて感じたのは、「田舎で一番」を探すより、「自分が困る場所・時間」を確かめるほうが役に立つということです。
使う場所を3つ決める
家・職場・よく行く場所。山道や集落も日常で使うなら候補に入れます。
困りやすい時間に確かめる
平日のお昼など、実際に使う時間帯で比較。Mbpsだけでなく、地図やWebページを開く操作感も見ます。
料金と備えを決める
1回線で足りるか、別のキャリアの回線を補助に持つか。利用条件と合計費用も確認します。
昼の通信を重視する人
まずは昼の13回線比較表で候補を絞り、自分の職場や学校でも確かめてみてください。申し込み前の確認は、図解手順にまとめています。
料金や使い方に合わせてmineoを検討する人
mineoはD・A・Sの回線を選べるため、「mineoならどれも同じ」と考えず、自分の生活圏に合う回線を選びたいところです。今回は昼に3プランとも低下した一方、山の集落ではSプランが10Mbpsでした。
mineoは回線選びと申し込み前の確認から
対応端末や選ぶ回線、申し込みの流れを整理してから、現在の料金・条件を確認できます。
図解でmineoの乗り換え手順を見る → mineo公式で料金・対象条件を確認 →広告リンク。最新の料金、利用条件、対応端末はリンク先で確認してください。
つながらないと困る人は、異なる回線の組み合わせも
苦手な場所への備えとして、異なるキャリアの回線を組み合わせる方法もあります。
デュアルSIM対応のスマホで
ソフトバンク回線
使いにくい場所では
もう一方の回線へ切り替える
端末が対応する組み合わせを確認。2回線でも必ずつながる保証はありません。
povo2.0ならトッピング費用と維持条件も確認。長期間、有料トッピングの購入などがない場合の利用停止等については、公式の提供条件をご覧ください。
走行中の変化は、元の動画でも見られます
この記事は測定地点の結果を中心にまとめました。街から山へ移動する間の表示の変化や、現地での様子は動画で紹介しています。
YouTubeで「田舎でつながるのはどれ?格安SIMなど13回線で山道を実測」を見る
よくある疑問
この結果なら、田舎ではソフトバンク回線が一番ですか?
全国やほかの山でも同じとは限りません。朝の2地点の結果でも、速い回線は入れ替わりました。
アンテナが立っているのに遅いのはなぜ?
アンテナ表示は、データ通信全体の速さを示していません。混雑・通信経路・端末なども関わります。表示の違いを図解で確認する
測定できなかった回線は、圏外だったということ?
同じ意味ではありません。この記事では、測定エラーを0Mbpsにはしていません。山での測定結果と注意点へ
田舎の回線選びは、場所と時間の確認から。今回の13回線も、街・昼休み・山で結果が入れ替わりました。気になる回線が見つかったら、いつも使う場所のエリアと端末の対応、そして料金を順番に確認してみてください。
実測日:2026年10月14日。公式情報の確認日:2026年10月31日。測定画像と動画は当ブログ運営者の記録です。エリア・料金・提供条件は変更される場合があります。

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