「格安SIMに乗り換えたいけど、お昼に遅くなるって聞いて不安…」
「実際どのくらい遅くなるの?インスタやマップは使えるの?」
こんな疑問、ネットで調べてもテンプレ回答ばかりで、結局よくわからない人も多いと思います。

この記事では、格安SIM6回線+大手系4回線の合計10回線を、お昼の時間帯に実際に使って速度を計測してきました。場所は福井市内のショッピングモール周辺と、田舎・山間部の2パターン。リアルな速度の差をぶっちゃけます。
- 1Mbps台まで落ちる…日本通信SIM/IIJmio(au回線)/BB.exciteモバイル(au回線)
- 2Mbps以上はキープ…IIJmio(ドコモ回線)/mineo(ソフトバンク回線)
- 昼でも爆速…mineo(au回線)/ahamo/LINEMO/povo2.0/楽天モバイル(エリア内)
- 迷ったらバランス重視=mineo(au回線)、安さ最優先=日本通信SIM
・格安SIMの昼の速度が遅くなる仕組み
・10回線それぞれの昼の速度の実態
・インスタ・マップが使えるかどうかの目安
・昼でも快適に使える回線の選び方
この記事は福井での実測ですが、同じことは東京の満員電車でも起きます。朝の山手線にスマホ12台を持ち込んで一周した動画がこちら。同じ車両でLINEMOが280、格安SIMが2.8という場面が出てきます。

今回調査した10回線
今回お昼に速度を測ってきた回線はこちらです。
| 区分 | 回線名 |
|---|---|
| 格安SIM(MVNO) | 日本通信SIM / mineo(au回線)/ mineo(SB回線)/ IIJmio(au回線)/ IIJmio(docomo回線)/ BB.excite(au回線) |
| 大手系 | 楽天モバイル / ahamo / LINEMO / povo2.0 |
格安SIMはすべて「マイピタ」や「みおふぉん」などのいわゆるMVNO(仮想移動体通信事業者)です。大手3社の回線を借りて提供しているため、月額料金は安いのですが、昼の速度には「あるルール」が存在します。
なぜ格安SIMはお昼に遅くなるのか?

格安SIMが昼に遅くなる理由を、私は「関所」と呼んでいます。
格安SIM各社は、ドコモ・au・ソフトバンクから電波を借りています。借りるときに必ず通るのが、大手の設備と格安SIM会社の設備をつなぐ「接続点」。専門的にはPOI(ポイ・相互接続点)と言います。格安SIM会社は、この接続点を通る道の太さ(帯域)を大手から買っていて、この道は無限ではありません。
お昼休みの12時台に、その格安SIMを使っている人が一斉にスマホを触ると、この道が一杯になります。電波は4本立っているのに、その先の関所が詰まっている。だから格安SIMだけ落ちる。図解のとおり、太い回線がトンネルを通ると細いうどんになって出てくる、そんなイメージです。
東京の駅でも同じでした。2026年9月8日(月)、品川駅の構内で11時に測るとmineo(ソフトバンク回線)270Mbps、mineo(au回線)250、IIJmio(ドコモ回線)100。ところが同じ構内で12時10分に測り直すと、mineo(ソフトバンク)6.6、mineo(au)11、IIJmio(ドコモ)13、IIJmio(au)1.5、日本通信SIM 2.2。いっぽう同じ瞬間に、大手本家のLINEMOは230、ahamoは97。電波ではなく関所、というのがよく分かる数字です。
どのくらい絞られるかは会社ごとに違います。各社がどのくらいの太さの道を買っているかは公開されていないので、「ケチっている」と断定はできません。ただ、この後の実測を見てもらうと分かるとおり、はっきり差が出ます。そして13時を過ぎればまた太く戻るのも関所の特徴。待てば直ります。
1Mbps台:X・LINE・YouTube流しっぱなしはOK。インスタ・マップの画像は遅い😓
2〜3Mbps以上:インスタ・マップも普通に使える。多くの人が「遅い」と気づかないレベル
10Mbps以上:重いサイトのリサーチや動画もサクサク。昼でも快適
実測①:福井市内での昼の速度(11:55〜13:10)
最初の計測は福井市内のショッピングモール(エルパ)周辺。11:55から計測をスタートし、そのまま電器屋・ドラッグストア・ドン・キホーテと移動しながら測定を続けました。
12時台に起きたこと
まだ12時前は格安SIM勢もピンピンしていましたが、12:12頃を境に急変しました。
『え、さっきまでピンピンしてたやん』『12時の鐘が鳴った瞬間やで、これ』。関所が閉まる音が聞こえた気がしました。私はエルパの駐車場から電器屋、ドラッグストア、ドンキへと車を転々としながら、助手席にスマホ10台を並べて測り続けています。ハタから見たら完全に不審者です。

- IIJmio(au回線)・BB.excite(au回線):一気に1Mbps台へ。機械的に絞られているのが一目瞭然
- 日本通信SIM:12:15頃に1Mbps台へ。同じドコモ回線のahamoとの差が歴然
- IIJmio(docomo回線):4Mbpsをキープ。多くの人は「遅い」と気づかないレベル
- mineo(au回線):場所によっては10Mbps以上も出て、昼になったことに気づかないほど快適
IIJmioはau回線とdocomo回線でお昼の速度が全然違います。au回線は1Mbps台まで落ちますが、docomo回線は昼でも2〜4Mbpsをキープ。IIJmioを検討中の人は必ずdocomo回線を選んでください。
場所によって「強いキャリア」が変わる
今回の計測で面白かったのが、同じショッピングモールでも東側と西側で電波の強さが全然違ったこと。建物の東側はドコモが強く、西側はauとソフトバンクが強め。建物を回り込めば、その場での「王者キャリア」が変わるんです。
これが、「〇〇市でドコモの電波はどうですか?」という質問が意味をなさない理由です。同じ市内でも場所によってまったく違うため、エリアごとの実測で判断するしかありません。
この「場所ガチャ」がいちばん激しいのが楽天モバイルです。しかも、弱い場所を補ってきたauの電波(パートナー回線)は2026年9月末で終了予定。楽天で圏外になりやすい人・ならない人の見分け方は、楽天モバイル パートナー回線 終了2026の記事にまとめています。
JR福井駅でも、平日の昼12時台に格安SIMの速度を測っています。駅前でも同じように絞られるかは、こちらでどうぞ。

実測②:田舎・山間部での昼の速度
別日に田舎・山間部でも同じ計測を行いました。街中との違いは「電波ガチャ」が加わること。キャリアによって基地局の設置場所がバラバラなので、A地点ではドコモが強くても、3分走った先ではソフトバンクが強い、なんてことがザラに起きます。
福井の田舎でドコモ・au・ソフトバンク・楽天のどれが強いかは、田舎の電波どれがいい?の記事で地点ごとにまとめています。この記事の昼の話と合わせて読むと、「時間で遅い」のか「場所で遅い」のかが切り分けられます。
田舎での計測結果

- 日本通信SIM・IIJmio(au):街中と同じく昼は徹底して1Mbps台に規制。富士山の山頂でも同じ規制をかけてきそうなほど機械的(笑)
- mineo(au):田舎でも優秀。昼でも10Mbps以上出る場面も
- 楽天モバイル:電波が立っている場所では速いが、山間部では圏外になる場所も多い。「場所ガチャ」が顕著
- ソフトバンク(LINEMO):山奥でも電波が立つ場面あり。以前の「つながらないソフバン」のイメージは過去の話かも
奥平町:ドコモが圏外。au・SB・楽天は電波は立つが遅延(ping値)が高く、マップやナビはかろうじて動く程度
上碇町:ソフトバンクのみ電波あり。電話・SMS可能だがネット閲覧はかなりもたつく
→ 山奥では「どこが速いか」より「電波が立つかどうか」が最優先
【総まとめ】10回線の昼の速度評価

| 回線 | 昼の速度 | インスタ・マップ | コスパ |
|---|---|---|---|
| mineo(au回線) | ◎ 10Mbps以上も | ◎ 快適 | ○ |
| mineo(SB回線) | ○ 2〜5Mbps前後 | ○ 問題なし | ○ |
| IIJmio(docomo回線) | ○ 2〜4Mbps | ○ 問題なし | ◎ コスパ高い |
| ahamo | ◎ 規制なし | ◎ 爆速 | △ 月2,970円〜 |
| LINEMO | ◎ 規制なし | ◎ 爆速 | △ |
| povo2.0 | ◎ 規制なし | ◎ 爆速 | ◎ トッピング制 |
| 楽天モバイル | ◎ 規制なし(場所ガチャあり) | ◎ 速い場所では | ◎ 3GB以下なら無料 |
| 日本通信SIM | △ 1Mbps台 | △ 画像が遅い | ◎ 最安クラス |
| IIJmio(au回線) | ✕ 1Mbps台 | ✕ 遅い | ◎ |
| BB.excite(au回線) | ✕ 1Mbps台 | ✕ 遅い | ○ |
昼でも快適に使いたいなら→mineo、節約最優先なら→日本通信SIM
今回の実測で一番バランスが良かったのはmineo(au回線)です。昼でも10Mbps以上出る場面があり、インスタやマップも普通に使えます。
さらにmineoには「mineoスイッチ」(パケット放題)という機能があって、オンにすると速度が最大1Mbpsまたは3Mbpsに固定される代わりに、データ消費がゼロになります。移動中にYouTubeをBGM代わりに流しっぱなしにしたい人には特におすすめ。
✅ 昼でも快適に使いたい→ mineo(au回線)またはIIJmio(docomo回線)
✅ とにかく安くしたい(昼は我慢できる)→ 日本通信SIM
✅ お昼も爆速で使いたい→ ahamo / LINEMO / povo2.0
✅ 楽天エリア内に住んでいる→ 楽天モバイル(無制限で安い)
mineoは当ブログの下のリンクから申し込むと、事務手数料3,300円(税込)が無料になります(提携サイト限定)。昼の速度で選ぶならau回線(Aプラン)を選ぶのがポイントです。
2026年9月17日〜11月30日は「秋のピッタリ割」で、3GBが月880円、30GBが月1,320円(いずれも最大6か月)。3Mbpsのパケット放題オプション385円も最大6か月無料です。
乗り換えの手順は、スマホの画面をそのまま載せたmineoへの乗り換え手順で解説しています。大手本家にするならLINEMOとahamoの手順記事も用意しています。
まとめ
- 格安SIMの昼の速度低下は関所(大手から借りている接続点の混雑)で、回線によって大きく差がある
- 1Mbps台になるのは:日本通信SIM・IIJmio(au)・BB.excite(au)
- 2Mbps以上キープ:IIJmio(docomo)・mineo(SB)
- 昼でも爆速:mineo(au)・ahamo・LINEMO・povo2.0・楽天モバイル(エリア内)
- 田舎・山間部では「速度規制」に加えて「電波ガチャ」も発生する
- コスパと快適さのバランスならmineo(au回線)がおすすめ
格安SIM選びで迷っている方の参考になれば嬉しいです。他の回線の詳しい実測記事もこのブログで公開していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「じゃあ結局どれを選べばいいの?」という方向けに、他の実測記事もあわせてどうぞ。




YouTubeでは、スマホ12台を同時に持ち込んで通勤電車や地方の電波を測っています。関所が閉まる瞬間は動画のほうが伝わるので、よければチャンネル登録しておいてください。次の実測でお会いしましょう!
夕方(帰宅ラッシュ)の時間帯に8回線を測った記事もあります。昼とは遅くなる回線が少し違うので、あわせてどうぞ。

実測スクリーンショット
ここからは、今回の調査で実際に撮影した計測スクリーンショットと現地写真です。計測した場所ごとにまとめています。
(ここから下は、見たい人だけどうぞ。地点ごとの下り速度をまとめた表は記事のいちばん下にあります)
アピタ福井大和田店
大型ショッピングセンターの駐車場で、お昼の時間帯に複数回計測しました。











ケーズデンキ福井北店
家電量販店の駐車場で計測しました。





クスリのアオキ福井高柳店
ドラッグストアの駐車場で計測しました。




アルビス高木店
スーパーマーケットの駐車場で計測しました。




セブン-イレブン福井開発町店
コンビニの駐車場で計測しました。





ドン・キホーテ福井大和田店
大型店舗の駐車場で計測しました。




ラブリーパートナーエルバ/アピタ福井大和田
大型商業施設の駐車場で、時間をずらして複数回計測しました。















ラーメンまるよし大和田店(店内で計測)
ラーメン店の店内で、屋内での速度を計測しました。







福井県総合グリーンセンター
土曜日、イベントで混雑していた日に計測しました。

ファミリーマート福井県立武道館口店
ここからは、回線を増やして再調査した結果です。まずは町なかのコンビニで、平日のお昼12時に計測しました。







天菅生町(山あいの道路)
山あいの川沿いの道路で計測しました。




ローソン福井大安寺店
山あいの田舎道沿いにあるコンビニで計測しました。




島山梨子町(山あいの田舎道)
山あいの田舎道で計測しました。




八幡町(山あいの田舎道)
山あいの田舎道で計測しました。




一王寺町(山あいの田舎道)
山あいの田舎道で計測しました。






西荒井町(山あいに囲まれた集落)
山あいに囲まれた集落で計測しました。


河内町(山あいに囲まれた集落)
山あいに囲まれた集落で計測しました。圏外になる回線も出はじめました。






奥平町(山あいに囲まれた集落)
山あいに囲まれた集落で計測しました。



上一光町(山あいに囲まれた集落)
山あいに囲まれた集落で計測しました。圏外の回線が多く、つながった回線もごくわずかでした。




末町・県道3号付近(山頂近くの林道)
山頂近くの林道で計測しました。




【まとめ表】各地点で計測した下り速度
再調査した12地点ぶんの下り速度(Mbps)を一覧にまとめました。

最後までご覧いただきありがとうございました。15回線を昼の速度も含めて並べたランキング記事もあるので、回線選びの続きはこちらからどうぞ。



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